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大人のむし歯に気をつけましょう!

大人のむし歯に気をつけましょう!のイラスト

大人のむし歯には「進行が早い、気がつきにくい」などの特徴があります。そのため歯の痛みを感じて歯科医院を訪れたときには、かなり悪化しているケースが少なくありません。
今回は「大人のむし歯とはどういうものなのか」、またその「予防方法」についてお伝えいたしま

大人のむし歯の特徴

若年層のむし歯は通常、「狭く深く」進み、痛みも出やすいのですが、大人のむし歯は「広く浅く」進みます。この状態を「慢性う蝕」といい、歯が茶色っぽかったり、黄ばんだ感じになります。むし歯菌の活動は歯の神経まで到達しないものの、歯の広い範囲を侵食していきます。痛みを感じることは少ないため、気づきにくく放置されがちです。特に以前の治療で神経を抜いてしまった歯は、むし歯がどんなに進んでも痛みが出ないので注意が必要です。

典型的な大人のむし歯

二次う蝕のイラスト/銀歯を外した状態のイラスト

二次う蝕

二次う蝕は、補綴物(ほてつぶつ)の劣化や、不十分なブラッシングなどの原因が重なることで発生します。 補綴物の劣化が進むと、補綴物と歯の間に隙間ができます。不十分なブラッシングにより歯垢がたまった状態が続くと、そこから細菌が侵入してむし歯が発生してしまいます。

根面う蝕のイラスト

根面う蝕

根面う蝕とは、歯の根元にできるむし歯のことです。間違った方法での歯磨きや加齢、歯周病などが原因で歯ぐきが下がり、歯の根元が露出すると、そこに新たなむし歯が発生することがあります。歯肉を傷つけない、優しくていねいなブラッシングで根面う蝕を予防しましょう。また、フロスや歯間ブラシを日常のケアに取り入れることにも予防効果があります。